NY原油市況=大幅反落、相互関税やOPECプラスの増産加速で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/05     70.38       70.41       65.98       66.95        - 4.76
  2025/06     69.80       69.93       65.60       66.47        - 4.76
  2025/07     69.42       69.42       65.11       65.92        - 4.69
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              800,224             1,838,587    ( + 7,558)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/05     218.89    -13.31
                            2025/06     215.87    -13.42
         改質ガソリン       2025/05     216.43    -16.67
                            2025/06     215.66    -15.86
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は大幅反落。期近2限月は4.76ドル安。その他の限月は
4.69〜3.20ドル安。
 トランプ米大統領が発表した相互関税が、米国を含めた世界経済を景気後退へと導
き、石油需要が下振れする可能性があることが相場を圧迫した。相互関税の対象国との
報復合戦が激化すると、景気見通しはさらに悪化するリスクがある。なお、米国が輸入
する原油や天然ガス、石油製品は相互関税の課税対象から除外されている。
 石油輸出国機構(OPEC)プラスの8カ国が今月から自主減産の縮小を開始してい
るが、5月の増産幅を日量41万1000バレルに引き上げることで合意したことも重
し。従来の5月の増産幅は日量13万5000バレルだった。OPECプラスは、引き
続き健全な市場の基礎的条件と前向きな市場見通しを増産拡大の背景として指摘した。
 時間外取引から5月限は急落。通常取引開始後は65.98ドルまで一段安となっ
た。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は大幅反落。原油安と連動した。
今日の材料
・イラン、軍関係者にイエメンからの撤退を指示=英テレグラフ
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