ドル円、147円ちょうど付近での推移=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 その後、ドル円は147円ちょうど付近での推移となっている。NY時間に入ると米株にらみの展開となっており、一旦147.60円近辺まで買い戻されたものの、反発している米株が伸び悩むとそれに合わせてドル円も伸び悩む展開が見られている。

 本日は円がドル円の動きを主導しており、米株は急反発しているものの、関税への警戒感が根強い中、リスク選好の円安のムードにはなっていない。

 一方、ドルの方はまちまちな動きをしている。ドルは1ー3月に3%近く下落したが、トランプ大統領の政策の経済への影響を巡る楽観的な見方が大きく後退しているほか、トランプ政権内でのメッセージの食い違いや関税発動に関する二転三転も、ドルへの信頼を損ない成長見通しの重しとなったとの指摘も出ている。

 市場の不透明感を示すデータもある。米商品先物取引委員会(CFTC)によれば、投機的な投資家はここ数週間でドルへの強気ポジションを大幅に圧縮。3月には弱気に転じる場面もあった。4ー6月期のスタート時点では弱気が優勢となっている状況。

USD/JPY 146.86 EUR/JPY 160.32
GBP/JPY 187.46 AUD/JPY 88.32

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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