LME市況=続落、一時は買い戻されるも米株安から売り優勢に転じる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,306.33  -   23.11     2,349.00  -    21.50
    アルミ合金      2,556.50  -    1.50     2,550.00        0.00
     銅         8,621.34  -   72.39     8,655.50  -    76.50
    ニッケル      13,968.47  -  181.46    14,180.00  -   184.00
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 アルミ3カ月物は続落。大幅続落後の買い戻しが先行し、2376ドルで取引を開始
した。その後、これまでの急落後の反動からアジア株が概ね上昇したことに支えられた
ものの、欧州の時間帯を終えるまで2380ドル台後半に達すると上値が重くなる足取
りが続いた。米国の時間帯を迎えると急速に値位置を切り上げて2407.50ドルの
高値に到達。ニューヨークダウ平均の上昇を受けてしばらく高値圏での高下が続いた
が、ダウ平均が一転して急落に転じたため終盤にかけて売り崩され、2335ドルの安
値まで軟化。安値で買い戻されたものの戻りは限られ、軟調に引けた。
 銅3カ月物は続落。8776ドルで堅調に開始した後に8673.50ドルまで値を
落とした。アジア株がこれまでの急落後の反動から概ね上昇したことを受けて浮上とな
った。欧州の時間帯は8730ドルを下値支持線とする底意の強い足取りとなった。米
国の時間帯を迎えると米株高に追随する買いが見られ8864.50ドルの高値を付け
たものの、ニューヨークダウ平均が一転して急落に転じるたことに、追随して売りが膨
らみ下値を探る足取りを展開。一時8515ドルの安値を付ける場面が見られた後に買
い戻されたが、70ドルを超える下落で引けた。
 ニッケル3カ月物は続落。1万4470ドルで堅調で取引を開始。アジアの時間帯は
アジア株高や他非鉄貴金属の堅調な足取りを手掛かりに浮上しながらも欧州の時間帯に
は1万4500ドルを割り込む場面も見られた。米国の時間帯にかけて1万4665
ドルの高値まで浮上し戻り待ちの売りに値を落としながらも1万4500ドルが下値支
持線として意識されたもちあいが続いていたが、米株および他非鉄貴金属が崩れたこと
を受けて終盤に大きく値を落とし1万4100ドルの安値を記録。安値を買い拾う動き
も限られ、180ドル超の下落で引けた。
今日の材料
・8日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は大幅反発、48.97ポイント高の3145.55ポイント。
・欧州株は大幅高。トランプ政権と貿易相手国との関税交渉を巡る期待感から、買い
 注文が優勢。前日までの相場下落で値ごろ感が出た銘柄を買い戻す動きも広がった。
・ドルは下落。ドル円は1ドル=146円台半ばまで反落。対ユーロでは前半に上昇も
 午後に一時軟化。ユーロドルは前日のレンジ内での高下ながらニューヨーク時間の
 後半には堅調に推移。
・米10年債の利回りは上昇。
・米国株は下落。序盤、買い優勢も買いは続かず軟化。ニューヨークダウが320.01ドル
 安。ナスダック指数は335.35ポイント安(2.15%下落)。
・ニューヨーク貴金属は買い優勢も高値を離れる。ニューヨーク原油は続落。
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