石油午前=大幅反落、米中貿易戦争の激化による景気悪化見通しで

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は大幅反落。米中貿易戦争が激化しており、このあと米国の対中追加
関税が発動する予定。米国の対中関税は累計で104%に達する一方、中国は再反撃を
予告するなど、報復の連鎖に終わりは見られない。円相場は1ドル=145円前半まで
円高・ドル安推移し、リスク回避の円高圧力が根強い。
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は大幅安。夜間取引の安値を下回り、
5万3380円まで一段安となった。
 午前11時10分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
4710〜2710円安。
 午前11時10分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が3049枚。
【イスラエル首相、イラン核施設の破壊が必要】
 トランプ米大統領と会談したイスラエルのネタニヤフ首相は、「イランが核兵器を取
得してはならないことに我々は同意する」、イランが核兵器を保有しないという合意に
は「米国が介入し、施設を解体し、自らの監視下で装備を破壊するというリビアの合意
をモデルにした合意のみだ」と述べた。これが実現しない場合には軍事行動が代替策で
あると指摘している。なお、今週12日に米国とイランはオマーンで核開発問題につい
て協議するが、核施設の破壊などにイランが合意するとは思えない。
【海外原油夜間取引=連日の大幅安】
 ニューヨーク時間外取引で5月限は前日比2.28ドル安の57.30ドルで推移。
本日これまでのレンジは56.70〜58.38ドル。
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