[今夜の視点]シカゴコーン=需給報告を控えた商い

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴコーンの夜間取引はもみ合い。5月限は一時470セント台に乗せたが、直近
は468セント台で推移。4月に入って為替や米株など外部市場の値動きが大きくなっ
ているため、引き続きそれらの動きにも注意したいが、独自要因としては、目先は10
日の月例需給報告が焦点となる。したがって今夜は玉整理主体の商いとなる可能性もあ
る。

 前日のシカゴは小幅まちまち。引き続き期近は上伸して、旧穀限月の5月限の新穀限
月の12月限に対する上ザヤがさらに拡大する展開となった。作付け遅延観測で新穀限
月の下げ幅は大きくないが、もともと今年は作付面積が拡大する見通しのうえ、米中の
報復関税合戦の影響をもろに被る大豆からの作付けシフト懸念も浮上して、新穀の上値
を抑えた。一方、期近はデイリー報告でスペイン向けの大口輸出成約が発表されたこと
もあり堅調だった。

 5月限は469.75セントまで上昇した後、引けも469.00セントとほとんど
下げなかった。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【経済】 4/10 03:00 FOMC議事録公表 3月18-19日(FRB)
【工業】 23:30 週間石油統計(EIA)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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