[本日の見通し]石油=堅調も、OECD商業在庫の減少傾向は反転か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は堅調。夜間取引の値幅内を維持しつつ
も、買いが優勢。

 石油輸出国機構(OPEC)が発表した月報で、経済協力開発機構(OECD)加盟
国の2月の商業在庫は、前月比1610万バレル減の27億4600万バレルとなっ
た。前年の水準を2990万バレル下回っており、穏やかな減少傾向にある。ただ、ト
ランプ米大統領の関税政策によって需要が下振れする可能性が高いほか、OPECプラ
スは協調減産の縮小を開始しており、OECD商業在庫の取り崩しは続かないだろう。
 時間外取引でニューヨーク原油5月限は前日比0.29ドル高の61.82ドルで推
移。本日これまでのレンジは61.52〜61.87ドル。
 原油9月限の予想レンジは5万5700円から5万6700円、ガソリン先限は8万
9500円から9万0500円、灯油先限は8万9500円から9万0500円。
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