きょうの為替市場、ドル円は東京時間に143.60円まで買い戻されていたものの、海外市場に入ると再び下値模索となり、142円台に伸び悩む展開が見られている。前日はトランプ関税の緩和措置への期待が高まったことで、市場の雰囲気が改善し、ドル円も買い戻しが見られていた。しかし、上値は依然重いようで、144円台に上値抵抗が形成され、145円台回復を試そうという雰囲気まではない。 本日のドルは下げが一服しているものの、円高の動きがドル円を圧迫しているようだ。一連の関税騒動で日銀の利上げ期待が後退しており、短期金融市場では年内の利下げの確率を約60%と想定している。年内利上げが確実視されていた1カ月前とは様変わり。それでも、トランプ大統領絡みのヘッドラインリスクが引き続き市場を支配する中、円の魅力が高まっているとの指摘が出ている。ファンド勢は円ロングを増やしているようだ。 投資家は今週の赤沢経済再生相とベッセント米財務長官の会談を注視している。実効為替レートでは長期的平均と比較して円は依然として過小評価され、ドルはその逆の状態にある。ただ、円安は輸出主導型経済にとっては望ましくはないが、輸入物価の上昇で円安が社会問題化する中、日本はさらなる円高を容認できるかもしれないとの声も聞かれる。 なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。 15日(火) 144.00(16.8億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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