[本日の見通し]石油=軟調、米国はイランのウラン備蓄の移管を提案

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2025年9月限は軟調。ただ、夜間取引の値幅を維持して
いる。

 英ガーディアンの報道によると、先週末にオマーンで開催されたイランと米国の核開
発協議で、米国はイラン国内のウラン備蓄をロシアなどの第三国に移管することを提案
した。ただ、イランはこの提案を否定したという。米国とイランは先週末の協議が建設
的で前向きだったと発表しており、今週末も協議を実施するが、漏れ聞こえてくる報道
は、前向きでも建設的でもない。イラン学生通信(SNN)によると、イラン最高指導
者のハメネイ師はオマーンで協議した米国について非常に悲観的な認識を示したとい
う。何が悲観的なのか不明であるものの、少なくとも楽観的な雰囲気は乏しい。
 時間外取引でニューヨーク原油5月限は前日比0.15ドル高の61.48ドルで推
移。本日これまでのレンジは61.29〜61.55ドル。
 原油9月限の予想レンジは5万5200円から5万6200円、ガソリン先限は8万
6500円から8万7500円、灯油先限は8万6500円から8万7500円。
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