米株安などを材料にドル安進む=東京為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
米株安などを材料にドル安進む=東京為替概況
   
 16日の東京市場でドル円は142円11銭を付けた。昨日海外市場は143円00銭を挟んでの推移。少しドル高が入って143円20銭台で東京市場をスタート。143円ばさみの展開が続いた後じりじりと下げる展開となり、昼過ぎに142円40銭台を付けた。午後に入って少し戻して142円60銭前後での推移となったが、14時過ぎからドル全般の売りが強まるとドル円も下げが加速。142円11銭を付ける展開となった。米ダウ平均先物時間外が一時573ドル安の40202ドルまで下落。日経平均も一時600円以上下げるなど、リスク警戒が強まる中で円高となった。先週11日に付けた直近安値142円07銭を付けきれず戻すと、ポジション整理の動きなどから142円40銭台を付けている。
  
 ユーロドルは昨日の海外市場でロンドン朝に1.1379を付けた後、NY午後には1.1260まで下落。1.1280台で東京朝をスタートすると、ユーロ高ドル安が優勢となり1.1385までと昨日高値を超える展開となった。
  
 ドル主導の展開でユーロ円はもみ合い。161円台半ばを挟んでの推移の後、ドル円が安値から反発の場面で161円40銭前後から161円93銭を付けた。
   
 ポンドドルは朝の1.3230前後での推移からポンド高ドル安が進行。1.3260台を付けた後、英物価統計発表前後で一時1.3289を付けた。英物価統計は消費者物価指数が前回から予想以上に鈍化も、影響は限定的なものに留まっている。
   
MINKABUPRESS 山岡

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