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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/05 61.54 62.98 60.44 62.47 + 1.14
2025/06 60.96 62.31 59.87 61.83 + 1.08
2025/07 60.41 61.68 59.36 61.24 + 1.02
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 819,571 1,912,172 ( - 1,244)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/05 211.54 + 3.70
2025/06 206.97 + 3.11
改質ガソリン 2025/05 204.34 + 1.90
2025/06 203.63 + 1.97
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月は1.08〜1.
14ドル高。その他の限月は0.52〜1.02ドル高。
トランプ米政権が追加のイラン制裁を発表したことが相場を押し上げた。米国はイラ
ンの原油輸出をゼロに近づけることを目標にしており、イラン産原油を輸入している中
国の独立系石油企業であるティーポットを含めた制裁を強化する。トランプ米政権が始
動した後、ティーポットを対象とした制裁は今回で第2弾となる。イランと米国は核開
発協議を先週から始めており、今週末には2回目の会合が開催されるなかでも、米国は
イランに対する圧力を強めている。
貿易戦争が激化しているなか、中国が交渉開始に向けた複数の条件を提示しつつ、米
国と対話する意思を示したと伝わったことも買い手がかり。ブルームバーグの報道によ
ると、中国側は米政権高官が無礼な発言を控えて、米国が中国に敬意示すことを条件の
一つとして要望しているという。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報はほとんど手がかりにはならず。製油
所稼働率は86.3%まで低下したものの、2月後半以降の傾向はほぼ横ばい。製油所
への原油投入量は前年割れが続いている。ガソリン需要の4週間移動平均は日量850
万6000バレルまで減少。
時間外取引で5月限は60.44ドルまで下落した後に下げ幅を消すと、通常取引開
始を控えて堅調に推移。通常取引が始まると62.98ドルまで上げ幅を拡大した。
改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は上昇。原油相場に連動した。
今日の材料
・米軍はイランの核開発施設を攻撃する準備が出来ている=トランプ米大統領
・イランは核兵器保有にかなり迫っている=同上
・イランのウラン濃縮は譲れない、ウラン濃縮は容認されている=イラン外務相
・当面は透明性向上を待つ状況が整っている=パウエルFRB議長
・関税がインフレに及ぼす影響、比較的長期化する可能性も=同上
・関税の規模はFRBの想定を超えていた=同上
・米原油在庫の市場予想は前週比170万バレル減
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比240万バレル増
・ガソリン在庫は同300万バレル減
・留出油在庫は同320万バレル減
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比34万9000バレル減
MINKABU PRESS
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