ＮＹ原油市況＝続伸、米国と貿易相手国の対話開始を期待

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ニューヨーク原油（ＮＹＭＥＸ）
              始　値    　高　値　　　安　値　　　帳入値　　　前日比
  2025/05     62.63       64.86       62.61       64.68        + 2.21
  2025/06     61.96       64.18       61.96       64.01        + 2.18
  2025/07     61.37       63.51       61.36       63.34        + 2.10
　　推定出来高      　　前日出来高　　　　　　前日取組高　（前々日比）
     未入電              744,572             1,895,514    ( - 16,658)
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 帳入値　　前日比
      ヒーティングオイル    2025/05     215.23    + 3.69
                            2025/06     211.23    + 4.26
         改質ガソリン       2025/05     209.88    + 5.54
                            2025/06     209.05    + 5.42
注：４本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
　　ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
　　値および安値と市況内の相場表の４本値は異なります。
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　ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近２限月は２．１８〜
２．２１ドル高。その他の限月は１．５６〜２．１０ドル高。
　トランプ米大統領とイタリアのメローニ首相が会談し、トランプ米大統領が貿易合意
成立を急ぐつもりはないとしつつも、米国と欧州連合（ＥＵ）の協議が妥結に向かうと
の認識を示したことが買い戻しを誘った。関税政策やウクライナの今後を巡って、ＥＵ
と米国の対立は明らかだが、欧州首脳のなかでもトランプ米大統領との会談にこぎつけ
たメローニ首相に対する期待感が高まっているという。
　中国商務省が米国に対して「脅しや恐喝をやめ、相互尊重に基づいて問題を解決する
よう求める」、「中国は経済・貿易分野での交渉に前向き」であると発表したことも貿
易戦争を巡る警戒感をやや和らげた。ただ、トランプ米政権が中国と対話を開始するの
か不透明。
　イースター前の買い戻しも相場を押し上げた。グッド・フライデーのため、ニューヨ
ーク市場も含めて１８日は世界的な金融市場が休場。ロンドン市場は週明け２１日も休
場。
　時間外取引で６月限は堅調。通常取引開始後は６４．１８ドルまで上げ幅を拡大し
た。
　改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。
今日の材料
・中国の衛星関連企業がフーシ派の米艦隊捕捉を支援＝英ＦＴ
・トランプ米大統領はイスラエルのイラン核施設攻撃計画を公式に拒否＝ＮＹＴ
・サウジのハリド・ビン・サルマン国防相がイランを訪問
・サウジ国防相はイラン最高指導者のハメネイ師宛ての書簡を引き渡す
・私はサウジアラビア王国がイランを友人、兄弟、そして価値ある隣人とみなしている
ことを公然と誇りを持って宣言する＝サウジ国防相
・サウジ国防相はムハンマド・ビン・サルマン皇太子の弟
MINKABU PRESS

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