NY時間の終盤に入ってドル円は買戻しが加速しており、141.60円近辺まで上昇。本日高値圏での推移となっている。東京時間に一時140円を割り込む場面も見られていたが、海外市場に入って買い戻しが強まっている。本日はドル自体が買い戻されており、米株式市場も大幅反発となっていることがドル円の買い戻しをサポートしている。 トランプ大統領の貿易政策で米国離れも指摘されている中、ドルは軟調な展開が続いていた。しかし、ここに来て、「目先は幾分安定する」との見方もストラテジストから出ている。「ドル売りは比較的短期間で大きく進行しており、目先は弱気トレンドの中でも幾分の安定があるかもしれない」という。「だが、FRBの独立性を巡る懸念や、出口がはっきり見えない関税政策、米経済見通し悪化といったドルに対する逆風は、ドルを救済するほど早期には解消されない可能性はある」とも述べている。 USD/JPY 141.54 EUR/JPY 161.72 GBP/JPY 188.76 AUD/JPY 90.19 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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