アジア株 トランプ発言に安堵 香港株大幅高、バイドゥとバイトダンスが新たなAIエージェント発表 東京時間14:04現在 香港ハンセン指数 22112.46(+550.14 +2.55%) 中国上海総合指数 3301.01(+1.26 +0.04%) 台湾加権指数 19586.54(+793.11 +4.22%) 韓国総合株価指数 2524.42(+37.78 +1.52%) 豪ASX200指数 7927.80(+111.10 +1.42%) インドSENSEX30種 79836.81(+241.22 +0.30%) アジア株は総じて上昇、トランプ発言受け市場に安堵感が広がっている。ただ、マーケットは二転三転するトランプを信じていない。ひとまず安堵感は広がっているものの、上昇し続けるかは微妙なところだ。 トランプ米大統領はパウエルFRB議長に不満を抱いているものの解任するつもりはないと発言。1度もそんなことはなかった、マスコミは勝手に報道するものだとコメント。マスコミのせいにして市場混乱の沈静化を図った。 米中貿易摩擦緩和期待も広がっている。トランプ氏は中国との協議は順調に進んでおり最終的に対中関税を引き下げることを示唆。対中関税は「大幅に」引き下げるだろう、ただゼロになることはないだろうと述べた。 一方、インテル人員削減報道はやや懸念材料。インテルが今週20%超の人員削減計画を発表する見通しとブルームバーグが報じている。AIチップ生産で他社に大きく遅れをとっているほか、トランプ関税により米中貿易摩擦の影響も受けている。インテルは24日に決算を発表するが決算内容が弱ければ他のハイテク企業決算にも不安が広がり、ナスダックの下落につながる恐れがある。 インド株は年初来高値をつけている。対米輸出依存度が低く米関税による打撃が比較的軽いインド株に人気が集中している。台湾株は大幅反発、半導体関連がほぼ全面高。 香港株は大幅続伸、約3週間ぶりに2万2000ポイント台を回復している。シャオミやアリババ、レノボ、快手科技、バイドゥ、テンセントホールディングスなどハイテク関連が大幅高。バイドゥとTikTokを運営するバイトダンスが中国で新たなAIエージェントを採用、天気をチェックしたりミニゲームを作成したりといったタスクを実行できるようになったと発表した。今週後半にサービスを開始する。 日経によるとアリババやバイトダンスは米国の対中輸出規制強化を前に数十億ドル相当のエヌビディアの「H20 」を確保していることが分かった。 ※AIエージェント:与えられた目標を達成するために自律的に判断・行動する人工知能システム
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