LME市況=アルミ・銅は続伸、トランプ政権の自動車輸入関税の軽減措置で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,435.30  +   35.12     2,465.50  +    31.50
    アルミ合金      2,509.00       0.00     2,509.00        0.00
     銅         9,430.24  +   23.64     9,440.00  +    62.00
    ニッケル      15,352.62  -   62.12    15,550.00  -    65.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2435.50ドルで小高く取引を開始した。アジアの時間
帯は上値を抑制される動きとなったが、米トランプ政権が自動車輸入関税の軽減措置を
検討していると伝えられると米国と他諸国の貿易摩擦に対する警戒感が後退して浮上。
2471ドルの高値を付けた。その後は2454ドルを下値支持線とする高もみとな
り、高値圏で高下したまま引けを迎えた。
 銅3カ月物は続伸。9415ドルで堅調で寄り付いた。米中貿易戦争懸念から上海株
が前日に続いて売り優勢となったことが重石となるなか、この日の安値となる9361
ドルまで値を落としマイナスサイドに転じたが、欧州時間の取引開始以降にテクニカル
面から押し目買いが入ったことや、米トランプ政権が自動車輸入関税の軽減措置を検
討、と伝えられるなか値位置を切り上げた。9480ドルの高値を付けた後は、米株高
にも拘わらず上げ幅を縮小したが、堅調に終えた。
 ニッケル3カ月物は反落。1万5670ドルで堅調で取引を開始。アジアの時間帯に
1万5540ドルを割り込んだところで買い戻されたが、戻り待ちの売りに頭押されて
上値の重さを示した。その後は銅、アルミの堅調にもかかわらず1万5610ドルを抵
抗線とする安もみとなり、終盤に1万5525ドルまで下落。安値での買い戻しは限ら
れ、売り優勢のままで終了。
今日の材料
・29日のアジア太平洋株式市場は、まちまち。中国市場は小幅続落、香港市場は
 反発。
・中国株式市場は小幅下落、1.76ポイント安の3286.65。
・欧州株はまちまち。英・独株は堅調。ヘルスケア関連が買いを集めた一方、消費財
 サービス株が下落。HSBCは新たな自社株買いが好感され上昇。ドイツ銀行も
 高い。ボラティリティーが高い中、良好な四半期決算が買い材料視された。
・4月のコンファレンスボード消費者信頼感指数
 結果 86.0 予想 88.0  前回 93.9(92.9から修正)
・ドルは下値堅く堅調。ドル円は1ドル=141.90円台に下落後したが、142円台前半に
 戻し小幅高。ユーロドルは28日のレンジ内取引ながら売り優勢で小幅安。
・米国株は続伸。ニューヨークダウは300.03ドル高。ナスダック指数は95.19ポイント
 高(0.55%の上昇)。
・ニューヨーク貴金属は総じて反落。ニューヨーク原油は軟調。期近6月限が60ドルに
 接近する下落。
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