米農務省(USDA)はトウモロコシについて仕向け地不明で12万トン、スペイン 向けに12万トンの大口輸出成約を報告している。価格低下が需要を刺激し始めた可能 性がある。旧穀需給は引き締まっているだけに、需要拡大を意識させる動きには敏感で ある。小麦についても、最近の価格低下を受けて中国がフランス産などを調達している 可能性が報じられている。産地天候リスクを織り込む必要性が乏しい状況が続く中、値 下がりによる需要拡大の動きが広がりを見せるのかに注目したい。 なお、大豆に関してはこうした需要拡大の兆候は乏しい。逆に中国政府が国内生産拡 大、飼料分野で穀物使用削減の計画を打ち出していることが、警戒されている。米中通 商協議とは関係なく、中国は米国産大豆に依存しない体制整備を急いでいる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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