アジア株 米中協議に過度な期待は禁物、中国は交渉検討も米国に誠意求める 台湾と香港は大幅高 東京時間14:01現在 香港ハンセン指数 22497.41(+378.00 +1.71%) 中国上海総合指数 3279.03(休場) 台湾加権指数 20684.90(+449.87 +2.22%) 韓国総合株価指数 2565.07(+8.46 +0.33%) 豪ASX200指数 8236.20(+90.60 +1.11%) インドSENSEX30種 81121.00(+878.76 +1.10%) アジア株は上昇、米中がようやく交渉を開始するとの期待が広がっている。 中国商務省は貿易交渉開始に向けた米国の申し出を評価、米国との交渉を検討しているという。ただ、米国が交渉望むなら誠意を示すべきだと繰り返している。また、いかなる交渉も米国が一方的な関税措置を修正することから始まる必要があるとしている。トランプ氏も習氏もメンツを守るため高圧的な態度を取っているため米中協議に過度な期待は禁物。 トランプ氏は米GDPマイナス成長をバイデンのせいにしているほか、今後数週間に米企業のために行動を起こすとしている。中国も景気支援策の用意があるほか、欧州や東南アジア諸国との関係を強化し脱米国依存を目指している。米中ともになかなか折れない。 中国市場は労働節で5日まで休場、6日に取引を再開する。為替相場でオフショア人民元が対ドルで上昇、4月4日以来の高値をつけている。 香港株は約1カ月ぶり高値をつけている。シャオミやアリババ、快手科技、JDドットコム、ネットイース、レノボなどハイテク関連が総じて上昇。不動産や素材、医療品、自動車、消費者サービスなども上昇している。 台湾株は大幅上昇、約1カ月ぶり高値をつけている。台湾ドルは対ドルで2%超上昇、2011年以来の日中上昇率となっている。 韓国株は下落して始まったが米中期待でプラス圏を回復。崔財政相が突如辞任したことで韓国金融市場には衝撃と動揺が広がっている。崔氏は、国内外の厳しい経済状況下で職務を続けることができず辞任せざるを得なくなったと述べた。 インド株は1.10%高。バンス米副大統領がインドは最初に貿易協定を結ぶ国の1つになると述べたことが好感されている。
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