アジア株 ポップマート上げ帳消し、ラブブ映画化も人気ピーク達したとの見方 韓国株は大幅高 東京時間14:00現在 香港ハンセン指数 26362.95(-209.51 -0.79%) 中国上海総合指数 3973.31(-17.18 -0.43%) 台湾加権指数 27468.92(+71.42 +0.26%) 韓国総合株価指数 4081.22(+69.65 +1.74%) 豪ASX200指数 8634.90(+0.38 +0.00%) インドSENSEX30種 84754.44(+191.66 +0.23%) アジア株は高安まちまち。 今週から続々と米重要統計が発表される見通しで、特に9月雇用統計が注目されている。古いデータとは言え結果次第では米12月利下げ期待が一段と低下、あるいは期待が復活する可能性がある。このところ連日のようにFRB高官らがタカ派な発言をしているため12月利下げ期待が急速に低下している。 中国の景気先行きに対する不安も広がっている。中国10月の固定資産投資が前年同月比11%急減と、2020年初頭のコロナ禍以降で最悪となったとブルームバーグが報じている。これほどまでに急減した例は過去になく専門家も理解しがたいとコメント。投資の減少はGDPに大きく影響するため、第4四半期に経済成長が鈍化する恐れがあるという。 米中先行きに対する不安も広がっている。中国は一部希土類の輸出を縮小しているほか、米国産大豆をあまり購入していないという。中国が約束を破れば米国はあらゆる選択肢を検討するとしているが中国側はあまり気にしていない可能性がある。米中摩擦再激化となれば米株式市場が下落するなど米国側のマイナスが大きい。 香港株市場でポップマートが上げを帳消し。ソニー・ピクチャーズがポップマートの大人気キャラクター「LABUBU(ラブブ)」の映画化権を獲得したとの報道を受け一時3%超上昇した。米モルガンスタンレーはラブブ映画化はセンチメント改善につながると見ている。ポップマートが同社製品の人気を高めるため積極的に行っている政策を市場は過小評価していると指摘。 ただ一方で、投資会社バーンスタインはラブブ人気はピークに達しており株価の上昇余地は限られていると指摘。ポップマートが戦略に根本的な変化がない限りは株の買い増しを勧めない、同社はラブブ依存から抜け出すべきだと述べた。 韓国株は大幅上昇。韓国4大企業が韓国大統領と会談し国内に5500億ドルを投資することを約束した。米韓貿易合意を経て韓国経済強化を図る方針。サムスン電子は今後5年間でAIインフラ含む事業に3100億ドルを投資する。現代自動車とSKグループ、LGグループも同期間に大規模な投資を約束した。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。