50ドル台後半まで下落する展開になった。株高環境でも60ドル台前半で上げ一服 となっていたが、徐々に上値の重さを再確認していた。株高は上昇したとはいえ、世界 経済の減速傾向に変化は生じないとの冷静な評価が原油相場の上値を圧迫した。このタ イミングで石油輸出国機構(OPEC)の大規模な供給増加見通しが浮上したことが、 原油相場の値下がりを決定付けた。実際に5月に続いて6月も日量41万1000バレ ルの大幅な供給増が合意されている。 今週も需給緩和見通しから上値の重い展開になろう。世界経済の減速で石油需要の伸 び鈍化は決定的だが、このタイミングでOPECプラスの供給量は大きく増えることにな る。需給緩和は避けられず、原油相場は引き続き下振れリスクを抱えよう。米中通商協 議の開始といった動きが伝わると瞬間的に買いが膨らむ可能性もあるが、戻りは売られ る可能性が高い。価格低下による生産調整の動きが求められる。 予想レンジは54.00〜60.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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