●論点解説原油、OPECプラス以外の減産が必要=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 原油相場は上値の重さを維持している。米中通商協議の予定が伝わったことで60ド
ル台を回復する場面も見られたが、戻り売り優勢の展開になっている。何か新しい売買
材料が浮上した訳ではないが、引き続き石油輸出国機構(OPEC)プラスの大規模な
供給増加方針が、原油需給を緩めるとの見方が強い。OPECプラスが価格競争を仕掛
けているのか、単純に減産政策からの出口を急いでいるだけかは議論があるが、いずれ
にしても5月と6月はそれぞれ日量41万1000バレル藻の供給増が見込まれてい
る。需要見通しが大きく変わらないのであれば、OPECプラス以外の産油国が生産調
整を進める必要がある。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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