[今夜の視点]海外原油=続伸か、米国の対中関税引き下げ報道で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.34ドル高の60.25ドルで推
移。本日これまでのレンジは59.89〜60.33ドル。
 今晩の海外原油は続伸か。中国と貿易交渉を始めようとしているトランプ米政権が
145%の対中関税の引き下げを検討していると伝わっており、通商協議が本格化する
可能性が高い。トランプ米大統領が中国に何を望んでいるのか不透明で、協議の紆余曲
折や長期化が想定されるものの、対立局面を通過して対話が始まるならば、市場は素直
に反応するのではないか。
 11日に行われるイランと米国の核開発協議の行方にも注目したい。3月初め、トラ
ンプ米大統領がイラン最高指導者のハメネイ師に宛てた書簡で、核合意成立に向けた期
限を2ヶ月としたとの報道があったが、この2ヶ月間を経過したとすると、何か動きが
あるのだろうか。
<今夜の予定>
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 鉱工業生産指数 2025年3月(トルコ統計機構)
◆ アメリカ ◆
【商品】5/10 04:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 雇用統計 2025年4月(カナダ統計局)
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