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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/06 61.39 63.61 61.02 61.95 + 0.93
2025/07 60.97 63.13 60.56 61.56 + 0.98
2025/08 60.44 62.55 60.05 61.11 + 1.04
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 800,285 1,976,947 ( + 1,956)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/06 211.11 + 4.47
2025/07 207.79 + 4.07
改質ガソリン 2025/06 213.31 + 2.47
2025/07 210.02 + 2.29
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比は、期近2限月は1.06〜
1.11ドル高。その他の限月は0.49〜0.98ドル高。
通商的に対立していた米国と中国が共同声明を発表し、双方が一時的に関税を
115%引き下げることで合意したため、世界的な景気悪化懸念が後退した。米国は対
中関税を145%から30%に、中国は125%から10%に引き下げる。税率の緩和
期間は90日で、ベッセント米財務長官によるとこの期間内により包括体な合意に向け
て動き出すという。
原油価格を抑制しようとしている石油輸出国機構(OPEC)プラスが5、6月に続
き7月も増産を前倒しする可能性が意識されたことは上値を圧迫した。サウジアラビア
を中心とするOPECプラスは、生産枠を遵守しないイラクやカザフスタンを原油安で
警告しており、5月から自主減産の縮小ペースを加速させている。
今週末の米メモリアル・デーからドライブシーズンが本格化することも買い手がか
り。トランプ米政権の経済政策を不安視する消費者が多いなかで、移動手段として航空
機よりも安価な自動車がコスト的に選ばれる可能性が意識されている。
時間外取引で6月限は大幅高。一時63.61ドルまで上げた。ただ、通常取引開始
後は上げ幅を縮小した。
改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。
今日の材料
・イスラエルの関与なく、米国とイスラム組織ハマスが直接協議=アルジャジーラ
・トランプ米大統領の中東訪問を控え、ハマスは米国籍のイスラエル兵を解放を発表
・トランプ米大統領がパレスチナ国家を承認する可能性=エルサレム・タイムズ
・パレスチナ国家の一方的な承認は一方的な行動を強いることになる=イスラエル外相
・米国との協議はこれまでと比べ、より真剣でより率直なものだった=イラン外相
・イランでは非常によいことが起きている=トランプ米大統領
・イランは非常に合理的=同上
・米国との支援関係をまもなく終了させる可能性=ネタニヤフ・イスラエル首相
・ガザ地区を占領し永久に治安を掌握する=同上
・数日以内にこれまでガザ地区で見たこともないことが起こる=同上
・トランプ米大統領は13日から中東を訪問
・トランプ米大統領は中東訪問でイスラエルを回避する可能性=ロイター
・昨年第1四半期と比較して今年第1四半期の需要は日量170万バレル増=サウジア
ラムコCEO
・ファンダメンタルズは非常に良好=同上
MINKABU PRESS
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