[今夜の視点]海外原油=反落か、OPECプラスの追加増産を警戒

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.06ドル安の61.89ドルで推
移。本日これまでのレンジは61.65〜62.06ドル。
 今晩の海外原油は反落か。米国と中国が関税引き下げで合意し、世界的な景気悪化懸
念が後退したことが海外原油を押し上げているものの、石油輸出国機構(OPEC)プ
ラスが5、6月に続き7月も増産ペースを拡大する可能性があることが相場を圧迫する
だろう。サウジアラビアを中心としたOPECプラスは生産枠を遵守しないイラクやカ
ザフスタンを原油安を通じて威嚇しているようで、合意違反を続ける産油国が態度を改
めるまで原油安誘導が続く可能性が高い。
<今夜の予定>
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 国際収支 2025年3月(トルコ中央銀行)
◆ ドイツ ◆
【経済】18:00 景況感指数 2025年5月(ZEW)
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 雇用統計 2025年4月(国立統計局)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】18:30 雇用統計 2025年1-3月期(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 消費者物価指数 2025年4月(労働省)
【工業】5/14 05:30 週間石油統計(API)
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。