日経平均株価 始値 38,149.53 高値 38,494.06 安値 38,124.20 大引け 38,183.26(前日比 +539.00 、 +1.43 ) 売買高 24億9172万株 (東証プライム概算) 売買代金 6兆0169億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は大幅高で4日続伸、3万8000円台回復 2.前日の米株市場大幅高に加え円安が追い風材料 3.朝方800円超の上昇みせた後は漸次伸び悩む展開 4.軟調銘柄も多く、値上がり数を値下がりが上回る 5.TOPIX13連騰、全体売買代金は6兆円超と高水準 ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは、前週末比1160ドル高と大幅に反発した。米中貿易摩擦の緩和に向けた動きが好感され幅広い銘柄で買いが優勢となった。 東京市場では、主力株に買いが集まり全体指数を押し上げる展開となった。前日の米株高でリスク選好の地合いが続き、日経平均は500円超上昇した。TOPIXは13連騰となった。 13日の東京市場は、朝方から主力株中心に投資資金が流入し日経平均が続急伸、上げ幅は一時800円を超える場面があった。米中間の関税協議の進展を背景に前日の米国株市場ではNYダウが1100ドルを超える大幅高となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は4%を超える急騰で上昇率はダウを上回った。米株高に加え、朝方はドル・円相場も1ドル=148円台まで円安が進んでおり追い風材料となった。日経平均は朝方に800円超の大幅高で3万8000円大台ラインを突破した。ただ、朝高後は短期筋の利益確定売りが上値を押さえる展開に。3万8500円近辺で弾き返され、その後は3万8000円台前半でもみ合う展開に移行した。もっとも主力株の一角が買われたものの、利食われる銘柄も相次ぎ、大引け時点ではプライム市場の値下がり銘柄数が値上がり数を上回った。売買代金は6兆円台と高水準。 個別では、売買代金トップとなった川崎重工業<7012>が高く、ディスコ<6146>が堅調、東京エレクトロン<8035>の上げ足も目立った。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも上昇した。任天堂<7974>が堅調、リクルートホールディングス<6098>が大きく買われ、商船三井<9104>も人気となった。ミマキエンジニアリング<6638>が値上がり率トップ、三井E&S<7003>も急騰した。楽天銀行<5838>、高周波熱錬<5976>、日新<9066>はストップ高。古河電気工業<5801>も一時値幅制限いっぱいに買われた。 半面、フジクラ<5803>が利食われ、三菱重工業<7011>も冴えない。アドバンテスト<6857>も利益確定売りが表面化し値を下げた。ディー・エヌ・エー<2432>も軟調、住友ファーマ<4506>の下げも目立つ。AZ-COM丸和ホールディングス<9090>が値下がり率トップに売り込まれ、MIRARTHホールディングス<8897>、シャープ<6753>も急落した。京王電鉄<9008>、不二製油<2607>も大幅安。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、リクルート <6098>、信越化 <4063>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約312円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、KDDI <9433>、セコム <9735>、ニトリHD <9843>、フジクラ <5803>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約107円。 東証33業種のうち上昇は19業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)医薬品、(3)倉庫・運輸、(4)その他製品、(5)銀行業。一方、下落率の上位5業種は(1)不動産業、(2)金属製品、(3)陸運業、(4)食料品、(5)情報・通信業。 ■個別材料株 △ASJ <2351> [東証G] 25年3月期業績は営業利益が計画上振れで着地。 △古河電 <5801> [東証P] 今期最終利益8%増を計画。 △楽天銀 <5838> [東証P] 前期純利益上振れと今期は連続最高益更新計画で評価。 △ネツレン <5976> [東証P] 増配・自社株買いを評価。 △アスタリスク <6522> [東証G] 米国でバッテリーレスRFIDリーダー出展報告。 △ミマキエンジ <6638> [東証P] 25年3月期営業益66%増で上振れ着地。 △ネクストーン <7094> [東証G] 今期連続最高益見通しで初配当も。 △ティラド <7236> [東証P] 株主還元姿勢を評価。 △日新 <9066> [東証P] MBO実施でTOB価格8100円にサヤ寄せ。 △JKHD <9896> [東証S] 今期経常は3%増益、10円増配へ。 ▼シャープ <6753> [東証P] 26年3月期減収減益へ。 ▼ミラースHD <8897> [東証P] 前期大幅下振れ着地。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ミマキエンジ <6638>、(2)三井E&S <7003>、(3)楽天銀 <5838>、(4)ティラド <7236>、(5)ネツレン <5976>、(6)日新 <9066>、(7)イマジカG <6879>、(8)古河電 <5801>、(9)クレハ <4023>、(10)ラウンドワン <4680>。 値下がり率上位10傑は(1)AZ丸和HD <9090>、(2)ミラースHD <8897>、(3)シャープ <6753>、(4)JUKI <6440>、(5)京王 <9008>、(6)不二製油 <2607>、(7)マルハニチロ <1333>、(8)芝浦機 <6104>、(9)日電波 <6779>、(10)第一興商 <7458>。 【大引け】 日経平均は前日比539.00円(1.43%)高の3万8,183.26円。TOPIXは前日比30.06(1.10%)高の2772.14。出来高は概算で24億9172万株。東証プライムの値上がり銘柄数は734、値下がり銘柄数は849となった。東証グロース250指数は696.68ポイント(7.82ポイント高)。 [2025年5月13日] 株探ニュース
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