[今夜の視点]海外原油=反落か、OPECプラスの追加増産を意識

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.27ドル安の63.40ドルで推
移。本日これまでのレンジは63.19〜63.68ドル。
 今晩の海外原油は上げ一服か。石油輸出国機構(OPEC)プラスが自主減産の巻き
戻しを急ぎ、原油相場を圧迫しようとしていることから上値は重そうだ。OPECプラ
スは5月、6月に続き、7月も増産を前倒しする可能性が高い。
 ただ、イスラエルのネタニヤフ首相がパレスチナ自治区ガザへの全面攻撃を示唆して
いることは懸念要因。ガザ地区の侵略を続けているイスラエルが攻撃を強化し、ガザ掌
握に向けた動きを加速させるリスクがある。中東を訪問中のトランプ米大統領は和平を
重んじる態度を示し、中東訪問に演出を加えているものの、イスラエルが動くなら追随
する可能性が高い。
<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA)
【工業】23:30 週間石油統計(EIA)
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。