前週は60ドル台前半で乱高下した。週前半は米中が関税引き下げで合意したことが 好感され、株高環境と連動して63.90ドルまで上値を切り上げる展開になった。世 界経済の先行き不透明感の後退もあり、投資家のリスク選好性は高まった。一方、週後 半はトランプ米大統領がイランとの核合意に楽観的な見方を示したこと、国際エネルギ ー機関(IEA)が需給緩和見通しを示したことが材料視され、一時60.47ドルま で反落した。 今週は戻り売り優勢の展開になろう。米中関税引き下げ合意で投資家のリスク選好性 が高まっていることはポジティブ。ただし、米中通商環境の改善を前提にしても、石油 需要の伸びが急減速することに変わりはない。石油輸出国機構(OPEC)プラスも5 月、6月と大規模な供給増に踏み切り、需給緩和見通しに変化は生じない。64ドル水 準では上げ一服となっており、60ドル割れを打診する展開になろう。特にイラン核協 議に大きな進展がみられると、売り安心感が一段と強まる見通し。 予想レンジは59.00〜64.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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