プラチナ午前=プラチナは続伸、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢
で始まったのち、円安を受けて堅調となった。その後は、円安一服に上値を抑えられ
た。パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時5分現在の前営業日比は、プラチナが37〜52円高、プラチナミニが
41.0〜66.0円高、プラチナスポットが4円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時5分現在の出来高は、プラチナが5200枚、プラチナミニが506枚、
プラチナスポットが835枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは金堅調や株高が支援】
 プラチナは金堅調や株高が支援要因になった。ムーディーズの米国債格下げを受けて
米国売りの動きが出たが、ニューヨーク時間に米国売りの動きは一服し、プラチナに押
し目買いが入った。
 ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)の四半期報告によ
ると、2025年のプラチナは30トンの供給不足となり、3年連続の供給不足が見込
まれた。前回の需要見通しから4トン上方修正された。トレバー・レイモンドCEO
は、「今日の地政学がもたらす不確実性とは無関係に、プラチナ市場は構造的な不足に
陥っている。米国政府の関税政策に対する新たなアプローチが実施され始めても、プラ
チナの多様な需要はかなりの底堅さを維持すると考えられる。同時に、プラチナ鉱山の
供給が引き続き下振れリスクに直面していることも広く認識されている」と述べた。
 プラチナ先限は4575円まで上昇した。ニューヨーク高や円安が支援要因になっ
た。円相場は1ドル=145円台前半で円安が一服した。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の999.65ドルから、買い戻しなど
が入って上値を伸ばした。
 午前11時現在、プラチナは1003.83ドル、パラジウムが974.26ドルで
推移。前営業日の大引け時点はプラチナが993.19ドル、パラジウムが
966.40ドル。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。