プラチナ市況=プラチナが続伸、金の軟化にも地合い緩まず高もちあい

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/06          2026/04    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,928   -245    15,021  -119  : 3,210.16    -11.19
銀          151.0    0.0     155.0   0.0  : 3,217.00    -24.00
プラチナ     4,615    +21     4,554   +48  : 1,003.72    +10.53
パラジウム   4,500      0     4,500     0  :   972.81    + 6.41
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    144.44   -0.61  ユーロ・ドル相場   1.1257  +0.0051
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢
で始まったのち、円安を受けて堅調となった。その後、円安一服に上値を抑えられた
が、先限は正午前に40円超の上昇で堅調に推移。午後は金の軟化に地合いは緩まず、
高もちあいで推移した。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが21〜48円高、プラチナスポットが31
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが7247枚、プラチナミニが694枚、プラチナスポット
が1963枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは4月先限として一代高値更新で買い方に有利なチャートに】
 プラチナ先限は午前中に4575円まで上昇し、先限として4月3日以来の高値を4
日ぶりに更新した。金の軟化から上げ幅を縮小したが、4540円で買い支えられ、午
後は4550円を挟んで推移した。4月先限として一代高値を更新し、買い方に有利な
チャートとなったことに加え、終盤になってもドル建て現物相場が1000ドル水準で
推移から、金の軟化にも崩れることはなく堅調に推移した。

 ドル建て現物相場は、2、3月と1000ドル乗せとなった。5月は複数回にわた
り、1000ドル乗せを達成しているが、今月後半から終盤に1000ドル台で値固め
ができるかに注目。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の999.65ドルから、買い戻しなど
が入って上値を伸ばした。午前中、1007ドル台を2回にわたり試した。午後は金の
軟化から反落したが、999.90ドルで買い支えら後、1007ドル台まで一時、上
昇した。
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