金・銀午前=金が続伸、米財政不安が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金が続伸。ニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安一服
を受けて上げ一服となったが、ドル建て現物相場の堅調を受けて押し目を買われた。銀
の商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が39〜83円高、金ミニが50.5円
安〜71.5円高、ゴールドスポットが539円高、銀が出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、金が1万9597枚、金ミニが9238枚、ゴール
ドスポットが1751枚、銀が0枚。
【NY金はドル安が支援】
 金は米国の財政不安やドル安が支援要因になった。トランプ米大統領の提案する減税
法案が議会を通過した場合、政府債務が数兆ドル増加するとの懸念が出ている。米財務
省が実施した160億ドルの20年債入札の需要は軟調となった。最高落札利回りは
5.047%に達した。20年債利回りは一時5.125%と2023年11月初旬以
来の高水準を付けた。
 ベセント米財務長官は、主要7カ国(G7)財務相会議の合間に日本の加藤勝信財務
相と会談し、貿易・為替問題を協議した。両者は為替レートは市場で決定されるべきで
あり、現時点でドル/円相場はファンダメンタルズを反映しているとの共通認識を再確
認したという。
 金先限は1万5507円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になった。円相場
は1ドル=144円台前半で円安が一服した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場は、米国の財政不安やドル安を受
けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の3323.00ドルから、ドル安を受
けて堅調となった。
 午前11時現在、金が3337.75ドル、銀は3352セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が3318.91ドル、銀が3313セント。

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