NY原油市況=小反発、60ドルが支持線となり買い戻し先行もよう

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/07     60.81       61.88       60.02       61.53        + 0.33
  2025/08     60.24       61.23       59.46       60.93        + 0.29
  2025/09     59.73       60.64       58.97       60.39        + 0.27
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              696,862             1,908,614    ( + 6,644)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/06     210.48    - 1.27
                            2025/07     207.75    - 0.51
         改質ガソリン       2025/06     210.92    - 2.20
                            2025/07     207.55    - 1.69
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は小反発。終値の前営業日比は、期近2限月は0.29〜
0.33ドル高。その他の限月は0.17〜0.27ドル高。
 石油輸出国機構(OPEC)プラスが7月から大幅増産を検討の報道を受け、時間外
取引は売り優勢で推移。日中取引開始後、ジリ安となったが、60ドルの節目をかろう
じて維持したことから下値を切り上げた。ガソリン、ヒーティングオイルが軟調に推
移、米株が下落し、需要に対し不安を感じさせる環境ではあったが、米国とイランの核
交渉が続き、地政学的リスクから買いの動きもあったもよう。24日から3連休となる
ため、利益確定の買い戻し先行もようとなり、小高く引けた。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は下落。時間外取引から売りが先行。日中
取引はトランプ米大統領がアップルへの25%超の関税を課す可能性を示唆、EUに6
月1日から50%の関税を課すことを表明を受け、需要減少不安が強まり、概ね売り優
勢。
今日の材料
・23日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は続落、31.82ポイント安の3348.37ポイント。
・欧州株は下落。トランプ大統領がEUからの輸入品に50%の関税を課す考えを示し、
 貿易摩擦激化への懸念から売りが先行。英国は既に米国と貿易協議で合意しており
 FTは下げ幅が限られた。
・トランプ米大統領はアップルに対して、アイフォーンを米国内で生産しない場合、
 同社に25%以上の関税を課すと述べた。EUとの貿易協議に全く進展が見られないと
 して、EUからの輸入品に6月1日から50%の関税を課す考えを示した。
・4月の米新築住宅販売件数(年率)
 結果 74.3万件予想 69.5万件 前回 67.0万件(72.4万件から修正)
・ドルは下落。ドル円は1ドル=142円台前半まで下落。142円台半ばでニューヨーク
 時間の大方の取引を終えた。ユーロドルは今月7日以来の高値となる、1ユーロ=
 1.1375ドルまで上昇。
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