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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/07 61.83 63.07 60.55 60.94 - 0.90
2025/08 61.18 62.39 59.90 60.20 - 1.00
2025/09 60.57 61.73 59.31 59.57 - 1.05
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 670,887 1,943,194 ( - 514)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/06 204.82 - 3.99
2025/07 203.43 - 3.64
改質ガソリン 2025/06 205.94 - 2.98
2025/07 203.72 - 2.60
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比は、期近2限月は1.00〜
0.90ドル安。その他の限月は1.07〜0.99ドル安。
米国際貿易裁判所が国際緊急経済権限法(IEEPA)を根拠とした相互関税などに
ついて無効であると判断し、トランプ米政権の関税政策による景気悪化や需要下振れ懸
念が一時的に後退したものの、この法的判断に対するトランプ米政権の反撃が警戒され
るなかで上げは続かなかった。米国際貿易裁判所の命令に対して、トランプ米政権は直
ちに控訴している。米ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハセット委員長が
「関税に対する米裁判所の判断は覆されるだろう」、「各国・地域との関税交渉に影響
は及ばない」との認識を示したことも重し。引け後にはトランプ関税について高裁が当
面の効力を認め、国際貿易裁判所の違法判断を一時的に差し止めた。
トランプ米大統領がイランとの核開発合意が近いとの認識を示したことは重し。次回
の会合で合意に至る可能性があるという。イランが国内でのウラン濃縮を継続する構え
であるなか、トランプ米大統領は監視下での限定的なウラン濃縮を許容することを示唆
した。米CNNが伝えている。ただ、トランプ米大統領のこの発言について、米国が合
意への圧力を強めている証であるとイランが認識を示したとの報道もある。
米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報はほとんど材料視されず。トランプ関
税を巡る裁判所の判断が値動きの中心だった。ただ、EIA週報で原油や製品の在庫が
減少したほか、ガソリン需要は日量945万2000バレルまで増加して今年の最高水
準を更新するなど、需要の季節的な上振れがみられる。ただ、製油所稼働率は前週の
90.7%から90.2%まで低下した。
時間外取引で7月限は63.07ドルまで上昇した後に失速。通常取引開始を控えて
上げ幅を消し、マイナス転換した。通常取引序盤には60.55ドルまで下落。
改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反落。原油相場に連動した。
米EIA週間石油在庫統計(バレル・前週比)
原油 −279.5万(4億4036万)
ガソリン −244.1万(2億2308万)
留出油 −72.4万(1億0341万)
(クッシング地区)
原油 +7.5万(2351万)
*()は在庫総量
今日の材料
・アラブ首脳はトランプ米大統領が中東を訪問した際にイランを攻撃しないよう警告=
報道
・米国が提示しイスラエルが受け入れたガザ停戦案は不十分=ハマス幹部
・イエメンのフーシ派がイスラエルに再びミサイルを発射
・米原油在庫の市場予想は前週比100万バレル増
・米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計
・原油在庫は前週比前週比423万6000バレル減
・ガソリン在庫は同52万8000バレル減
・留出油在庫は同129万5000バレル増
・オクラホマ州クッシングの原油在庫は前週比34万2000バレル減
MINKABU PRESS
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