●論点解説原油、OPECプラス8カ国会合を受けて=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 5月31日に石油輸出国機構(OPEC)プラス8カ国が会合を行い、7月について
は日量41万1000バレルの減産縮小が行われることが合意された。30日時点で
は、BloombergやReutersがそれを上回る規模の減産縮小が合意される
可能性を報じ、原油相場は一時60ドル台を割り込んでいたが、5月と6月と同ペース
の減産縮小合意で着地した。
 週明けの原油相場は安値修正の動きを見せているが、大規模な減産縮小の可能性が報
じられたのは30日であり、それ以前から60ドル水準まで下落していたことを考慮す
れば、先高観の形成は難しい。3カヵ月連続で日量41万1000バレル、合計で
123万3000バレルもの減産縮小が計画された状態で、原油相場が大きく上昇する
環境にはない。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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