−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 8 3,377.1 -20.1 シカゴ大豆 2025/ 7 1,040.75 + 7.25 NY銀 2025/ 7 3,463.3 -6.1 シカゴコーン 2025/ 7 438.50 + 0.25 NYプラ 2025/ 7 1,070.9 + 7.7 NY原油 2025/ 7 63.41 + 0.89 NYパラ 2025/ 6 1,024.80 +31.20 ドル・円 144.00 + 1.29 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は144円台前半まで上昇 NY為替市場、ドルの買い戻しが優勢となり、ドル円は144円台まで買い戻され た。依然として貿易問題への不透明感が広がっている中、前日の弱い米経済指標の発表 もあり、ドル円は東京時間に142.40円近辺まで下落していた。ただ、下値では押 し目買いのオーダーも観測される中、NY時間にかけて下げ渋った。 ドルショートと円ロングが積み上がっており、週末の米雇用統計を前にポジション調 整の動きがあったもよう。 植田日銀総裁が講演を行ったが、基調的な物価上昇率が2%に向けて高まっていく姿 が実現していけば、引き続き利上げで金融緩和の度合いを調整して行くとの見解を示し ていた。市場は年内の日銀の利上げの可能性を排除していないものの、貿易問題を中心 に先行き不透明感が根強い中、日銀は利上げになお慎重と見られている。 OECDが本日、今年の世界経済の見通しを公表し、下方修正していたが、日本につ いても3月時点の1.1%予想から0.7%の下方修正した。 ◎NY貴金属=金が反落、米JOLTS求人件数は予想外に増加 ニューヨーク金、銀は反落。 金8月限は反落。時間外取引では、ドル安一服を受けて売り優勢となった。欧州時間 に入ると、手じまい売りが出て軟調となった。日中取引では、米雇用動態調査(JOL TS)求人件数が予想外に増加したことを受けて売り優勢となった。 銀7月限はドル安一服が圧迫要因になったが、欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測 や株高を受けて押し目を買われた。 プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。 プラチナ7月限は続伸。時間外取引では、ドル安一服や金軟調を受けて売り優勢とな った。欧州時間に入ると、手じまい売りが出て軟調となった。日中取引では、欧州中央 銀行(ECB)の利下げ観測や株高を受けて押し目を買われた。 パラジウム9月限は欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測や株高を受けて買い優勢と なった。 ◎LME=アルミ・ニッケルは反落、銅は欧州株に支援され小幅続伸 アルミ3カ月物は小反落。2469.50ドルで小高く取引を開始した直後にこの日 の高値となる2475ドルを記録。その後はアジア株高にもかかわらず、値位置を切り 下げ2432ドルの安値まで値を落とした。欧州株高を手掛かりにした買いを受けて浮 上した後、米国時間は2455ドルが抵抗線となり、頭重い値動きが続いた。銅の堅調 な値動きに追随する買いが見られて終盤に下値を切り上げ、2460ドル台を回復した が、プラスサイドに達することなく引けた。 銅3カ月物は小幅続伸。9599ドルで軟調で取引を開始。前日に3ケタ高を記録し た後で利益確定の動きが見られるなか9517.50ドルまで値を落としたが、欧州の 時間帯を迎えると欧州株高を受けて浮上。米国の時間帯を迎えるとさらに値を伸ばして 9648ドルの高値に達した。高値を離れた後も9620ドルを下値支持線とする高も みとなり、高値圏を維持たまま取引を終了。 ◎NY原油=続伸、ロシアやイランを巡るリスクを意識 ニューヨーク原油の期近は続伸。 ロシアやイランを巡る警戒感の高まりが相場を押し上げた。ロシアとウクライナを支 援する北大西洋条約機構(NATO)の衝突が激化するなど、米国がウクライナ停戦の 仲介役から手を引く可能性が高まっている。最近のトランプ米大統領の発言には、ロシ アのプーチン大統領に対する批判が目立つ。米国とイランの核開発協議については、イ ラン国内でのウラン濃縮を巡る主張の隔たりが解決できないと見られていることが懸念 要因。米国がイランに低濃縮ウランの製造を認めるなら合意への道は開けるが、イラン のウラン濃縮停止だけでなく、核施設の解体を求めているイスラエルは納得せず、イラ ン攻撃を開始するリスクがある。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油相場に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は米中協議期待などで軒並み反発、コーンは追随高 大豆は軒並み反発。 米トランプ大統領が今週中に中国の習近平国家主席と会談する可能性が高いとホワイ トハウスの報道官が伝えたことを受けて米中通商協議の進展期待が高まり買い優勢とな った。また、地政学リスク懸念を背景とした原油高を受けて大豆油価格が上昇したこと も買い支援要因となった。この日の上昇により7月限は終値ベースで1040セント台 を回復。 コーンは概ね堅調。主要限月は概ね反発。 米産地の順調な生育や潤沢な土壌水分を受けて夏場の高温乾燥による影響に対する 懸念が後退しているうえ、12年ぶりの高水準の作付面積達成に伴う需給緩和見通しを 受け7月限は昨年10月22日以来の安値水準まで値を落とす場面も見られたが、シカ ゴ大豆とニューヨーク原油が堅調となったことが買い支援要因となり、浮上した。 MINKABU PRESS
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