【市況】 金が続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相 場の堅調や円高一服を受けて上値を伸ばした。銀もニューヨーク高を受けて先限が買い 優勢となった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が116〜159円高、金ミニが 39.0〜154.0円高、ゴールドスポットが516円高、銀が3.0円高。 午前11時2分現在の出来高は、金が3万8350枚、金ミニが1万1725枚、ゴ ールドスポットが1039枚、銀が4枚。 【NY金は米政府機関閉鎖の可能性が支援】 金は米政府機関閉鎖の可能性が支援要因になった。米政府機関閉鎖の可能性を受けて ドル安に振れた。米労働省は、政府機関が予算切れにより閉鎖となった場合、10月3 日に予定されている雇用統計など経済指標の発表を停止するほか、全ての業務を停止す ると明らかにした。バンス米副大統領は、ホワイトハウスでつなぎ予算案を巡り与野党 の議会指導部と会談した後、双方が合意に至らず、政府閉鎖に向かう可能性が高いとの 見通しを示した。 トランプ米大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相とホワイトハウスで会談した。会 談後の共同記者会見で、パレスチナ自治区ガザで続く戦闘の終結を目指す米国主導の和 平案をネタニヤフ氏が支持することで合意したと述べた。 金先限は上場来高値1万8608円を付けた。ニューヨーク高が支援要因になった。 円相場は1ドル=148円台後半の円高に振れた。銀先限は220.0円まで上昇し た。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米政府機関閉鎖の可能性を 受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の3829.26ドルから、買い優勢 となり、史上最高値を更新した。 午前11時現在、3847.62ドルで推移、銀は4704セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が3818.86ドル、銀が4713セント。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。