NY原油市況=反発、米中首脳の電話会談を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2025/07     62.76       63.98       62.50       63.37        + 0.52
  2025/08     61.86       62.98       61.60       62.48        + 0.59
  2025/09     61.08       62.15       60.86       61.69        + 0.58
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     未入電              973,585             2,017,503    ( + 16,804)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2025/07     209.45    + 2.44
                            2025/08     208.48    + 2.19
         改質ガソリン       2025/07     206.29    + 2.89
                            2025/08     204.16    + 2.62
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月は0.52〜
0.59ドル高。その他の限月は0.36〜0.58ドル高。
 中国の習近平主席とトランプ米大統領が電話会談し、貿易戦争の一時停戦期間中に両
国が通商合意に達すると期待されたことが相場を押し上げた。ベッセント米財務長官な
どを中心とした通商交渉団が中国側と近く会談する見通し。具体的な日程は不明。な
お、中国の新華社通信によると、今回の電話会談は米国側の要請で行われた。
 トランプ米大統領が、ウクライナとロシアの停戦協議を仲介する前に、両国がしばら
く交戦する必要があるかもしれないとの認識を示したことは懸念要因。終戦の気配が見
られないと判断した場合は制裁を科す可能性を示唆した。ただ、米国はこれまでにウク
ライナ停戦を仲介してきたなかで、ウクライナとの鉱物資源取引を除けば目立った成果
はなく、衝突が再び激化する傾向にあるが、追加制裁を見送っている。
 時間外取引で7月限は62.50ドルまで軟化した後、プラス圏に浮上。通常取引開
始を控えて堅調に推移し、通常取引が始まると63.98ドルまで上げた。ただ、その
後は高値からやや押し戻された。
 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反発。原油相場に連動した。
今日の材料
・米中関係は「重要な分岐点」にある=韓正・中国副主席
・ECB総裁の任期を全うすると完全に決意=ラガルドECB総裁
・米国、ネタニヤフ首相の逮捕を要求した国際刑事裁判所の判事らに制裁発動
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