ゴム市況＝総じて上昇、盛り上がりを欠く中でしっかり

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
               　ＲＳＳ３　　　   　     　　      　   ＴＳＲ２０
   2025/06　　    2025/11　      2026/05         2025/07     　  2026/06
　302.9  + 2.9   297.0  + 3.1   291.0   0.0   　232.0  + 5.0     233.0 + 5.0
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 　　　上海ゴム９月限　　　　　13,870　　+　40（午後3時40分時点）
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【市況】
　ゴムＲＳＳ３号は、総じて上昇。寄り付きでは、上海夜間高や円安には反応が薄く、
夜間取引と同値圏で推移した。中盤以降は、薄商いの中、地合いを引き締める限月が
目立った。ＴＳＲ２０は出来ず。

　大引けのＲＳＳ３号は、前営業日比変わらず〜７．０円高、活発限月の１１月限は
同３．１円高の２９７．０円、期先２６年５月限は同変わらずの２９１．０円、総出来
高は２６０枚、ＴＳＲ２０は全限が同５．０円高。上海天然ゴム先物は９月限のみ約定
し、同５５ポイント安の１万３８７５ポイント、他限月は同６０〜４５ポイント安、総
出来高は１０２枚。

【産地相場は底堅い】
　産地相場は、５月最終週からやや地合いを緩めていたが、６月６日に下げ止まると、
その後は底堅い動きをみせている、６月１６日のタイ南部の天然ゴム主要積み出し港の
ソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比０．５１バーツ高の７２．３９バーツが提
示されている。６月６日に７１．８９バーツに下落した。ただ、その後は７１〜７２バ
ーツ台でしっかりとなっている。
　６月１０日に気象庁から発表されたエルニーニョ監視速報によると、現状、エルニー
ニョ現状もラニーニャ現象も発生していない。今後、秋にかけても平常の状態が続く状
態が可能性が高いとされている。このため、今年は産地の供給ひっ迫の可能性は低そう
だ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
　シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号は出来ず。ＴＳＲ２０は午前中は売りがやや優
勢となっていたが、午後になると期近２本はプラスサイドに浮上し、０．７セント安〜
０．３セント高で推移している。
　上海ゴムは総じて小高い。中心限月の９月限は、夜間取引では買いがやや優勢とな
り、前営業日比４５元高の１万３８７５元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、序
盤に１万３９３０元まで上昇すると、その後は売りが優勢となり、中盤にはマイナスサ
イドに沈む場面があった。終盤は小高く推移している。

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