アジア株 台湾株は大幅安、中東情勢悪化と米中対立激化のダブルパンチ TSMCは3.8%安 東京時間11:07現在 香港ハンセン指数 23344.29(-186.19 -0.79%) 中国上海総合指数 3357.43(-2.46 -0.07%) 台湾加権指数 21615.12(-430.62 -1.95%) 韓国総合株価指数 3001.30(-20.54 -0.68%) 豪ASX200指数 8435.90(-69.58 -0.82%) アジア株は下落、中東情勢悪化や米中対立激化が懸念されている。 トランプ米大統領は先週末イランに2週間の猶予を与えるとしてたが、週末に3つの核施設を攻撃した。イラン議会は日曜日にホルムズ海峡の封鎖を承認、最終決定はイラン指導部に委ねられる。ホルムズ海峡を封鎖した場合、原油価格は急騰する可能性があり世界的なインフレ再加速がにつながる。米のイラン攻撃は想定より早かったためサプライズではあるものの、パニック的な売りは見られない。マーケットはイランの対応を注視。 米商務省が大手半導体メーカーに対し、中国で米国製の半導体製造装置にアクセスするために利用してきた特別措置を取り消す意向を伝えたとWSJが報じている。米商務省は韓国サムスン電子とSKハイニックス、台湾TSMCに特例措置を撤回する意向を伝えた。これはトランプ氏が対中規制を一段と強化することを意味する。 原油と金が上昇していることからアジア市場では素材やエネルギー関連が総じて上昇。また、防衛関連も軒並み上昇している。香港市場では石油ガス会社の中国石油天然気と中国海洋石油が1.7%高、中国石油化工は0.9%高。タンカー運賃が上昇するとの見方から上海市場では寧波海運など海運株が急騰している。台湾株は大幅安、今月4日以来の安値を付けている。中東情勢と米中対立のダブルパンチ、ハイテク関連がほぼ全面安。TSMCは3.8%安、聯華電子は2.7%安。
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