アジア株下落、米7月利下げ期待消滅　トランプ関税「お手紙」も警戒、4日から1日10通

アジア株下落、米7月利下げ期待消滅　トランプ関税「お手紙」も警戒、4日から1日10通

東京時間11:07現在
香港ハンセン指数　　 23698.28（-371.66　-1.54%）
中国上海総合指数　 3462.18（+1.03　+0.03%）
台湾加権指数　　　　 22637.69（-75.28　-0.33%）
韓国総合株価指数　 3065.75（-50.52　-1.62%）
豪ＡＳＸ２００指数　　　 8608.60（+12.77　+0.15%）

アジア株はまちまち。米国6月の雇用統計は雇用者数が予想を大きく上回る伸びとなり失業率は予想外に改善した。米経済の底堅さが好感されている反面、7月米利下げ期待がほぼ消滅した。

トランプ関税への警戒感が高まっている。9日に米関税一時停止期限が切れるが、トランプ氏は4日に「手紙」を送るかもしれないとしている。1日10通ほど関税に関する手紙を送るかも、貿易協定を結ぶより手紙を送るほうが簡単だとコメントした。

香港株は大幅続落、約2週間ぶり安値をつけている。米7月利下げ期待消滅で香港の金利引き下げ期待も消滅した、香港は金融政策を米国に連動させている。消費者サービスやハイテク、銀行、不動産、金鉱、エネルギー関連など幅広い銘柄が下落している。

韓国株は大幅反落、トランプ関税への警戒感が高まっている。韓国大統領は期限までに米国と合意できるか確信が持てない、明らかに容易ではないと述べた。トランプは4日にも手紙を送るとしており、韓国が含まれる可能性がある。

豪州株は小幅上昇、豪利下げ期待が高まっている。5月コアCPIが+2.4%と前月の+2.8%から縮小、2021年後半以来の低水準となったことに加え、低迷する経済成長率、消費者信頼感悪化、雇用者数の予想外の減少を受け、来週の豪中銀理事会では利下げが予想されている。

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