金・銀午前=金は急反発、現物高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金は急反発。ドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢で始まった。その後
は、ドル建て現物相場が上げ一服となったが、円安を受けて押し目を買われた。銀の商
いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が218〜266円高、金ミニが
205.0〜242.0円高、ゴールドスポットが609円高、銀が出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、金が2万0614枚、金ミニが7007枚、ゴール
ドスポットが1238枚、銀が0枚。
【NY金は押し目を買われる】
 金は押し目を買われた。トランプ米大統領は、日本と韓国からの輸入品に対し、8月
1日から25%の関税を課すと表明した。交渉の余地をほのめかすと同時に、報復措置
を取れば相応の対応で迎えると警告した。交渉期限を8月1日まで延長する大統領令に
署名した。チュニジア、マレーシア、カザフスタンに25%、南アフリカ、ボスニア・
ヘルツェゴビナに30%、セルビアとバングラデシュに35%、カンボジアとタイに
36%、ラオスとミャンマーに40%の関税を課すと発表した。
 中国人民銀行は6月末の金準備は2299トンと発表した。8カ月連続で増加した。
前月末は2296トンだった。準備資産をドルから多様化する動きが続くとみられてい
る。
 金先限は1万5825円まで上昇した。ドル建て現物相場の上昇や円安が支援要因に
なった。円相場は1ドル=146円台前半の円安に振れた。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、ドル高を受けて手じまい売
りが出たが、米大統領が日本と韓国に関税率を通知したことなどを受けて押し目を買わ
れた。アジア市場では、朝方の3334.71ドルから、手じまい売りが出た。
 午前11時現在、金が3316.71ドル、銀は3678セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が3311.24ドル、銀が3655セント。

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