アジア株 貿易摩擦懸念やや緩和、トランプが交渉に前向き いつもの「タコ取引」 東京時間11:11現在 香港ハンセン指数 23981.84(+94.01 +0.39%) 中国上海総合指数 3484.38(+11.26 +0.32%) 台湾加権指数 22235.30(-193.42 -0.86%) 韓国総合株価指数 3085.45(+25.98 +0.85%) 豪ASX200指数 8581.90(-7.40 -0.09%) アジア株はまちまち、トランプによる世界的な貿易摩擦懸念が再燃しつつある。 トランプ氏は日本韓国含む約12カ国に対し関税を警告した。ただ、実際に関税が発効される8月1日まで約3週間の猶予がある。トランプは8月1日期限は確定だが100%ではない、各国から提案があれば応じると発言。交渉に前向きな姿勢を示した、いつもの「タコ取引」だ。 トランプ発言を受け過度な懸念がやや緩和している。米国はEUに条件付きで10%の関税を提示したほか、今後数週間に中国の交渉担当者と会談し貿易問題など前進させる姿勢だ。 ただ、中国含むBRICS諸国と米国の関係悪化は懸念されている。BRICS諸国は米国を名指しせず一方的な関税措置とイラン攻撃を非難。これにトランプは腹を立てたのか「BRICSに協調する国は10%の追加関税に直面する、例外はない」と警告した。これに対しブラジルと南アフリカの大統領は、トランプの関税脅しは無責任だとしてドル依存を軽減する方法を見つけるよう世界の指導者に呼びかけている。中国首相は外部からの逆風に対処する手段があり、中国経済成長に自信があるとしており、米中進展なければ景気支援策と株価下支えを講じる構えか。 トランプの交渉前向き姿勢を受け韓国株は上昇、為替相場では韓国ウォンが対ドルで反発している。上海株は4営業日続伸、米中関係悪化により当局の追加支援策に対する期待が広がっている。
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