【場況】 金は続伸。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高が一服した が、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀は総じて買い優勢となった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が94〜126円高、金ミニが93.0 〜142.0円高、ゴールドスポットが351円高、銀が変わらず〜3.6円高。 午前11時2分現在の出来高は、金が3万3407枚、金ミニが1万1815枚、ゴ ールドスポットが1474枚、銀が91枚。 【NY金は米政権のFRBに対する圧力などが支援】 金は米政権の連邦準備理事会(FRB)に対する圧力などが支援要因になった。トラ ンプ米政権が今週、米連邦準備理事会(FRB)の本部を訪問する方向で調整してい る。25億ドル規模の改修に関する審査が目的という。またベセント米財務長官は、米 連邦準備理事会(FRB)全体を一つの組織として検証し、これまで組織として成功し てきたかどうかについて検討する必要があるとの認識を示した。 7月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値は61.8と、6月確報値の60.7か ら上昇し、市場予想の61.5を上回った。若干改善したものの、トランプ大統領の再 選を受けて上昇した昨年12月の水準を依然として大きく下回っている。1年先の期待 インフレ率は4.4%、5年先は3.6%で、ともに前月の5.0%、4.0%から低 下。それぞれ5カ月ぶり、2月以来の低水準となった。 金先限は夜間取引で上場来高値1万6237円を付けた。ニューヨーク高が支援要因 になった。円相場は1ドル=147円台前半で円高が一服した。銀先限は196.9円 まで上昇した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、米政権の連邦準備理事会 (FRB)に対する圧力などを受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の 3401.59ドルから、利食い売りなどが出た。 午前11時現在、金が3386.66ドル、銀は3877セントで推移。前営業日の 大引け時点は金が3338.25ドル、銀が3822セント。 MINKABU PRESS
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