アジア株 香港株は反落、週末を前に利食い売り 豪州株は続落、豪中銀総裁はタカ派姿勢維持 東京時間11:01現在 香港ハンセン指数 25536.66(-130.52 -0.51%) 中国上海総合指数 3603.80(-1.93 -0.05%) 台湾加権指数 23363.00(-10.73 -0.05%) 韓国総合株価指数 3199.49(+9.04 +0.28%) 豪ASX200指数 8662.70(-46.71 -0.54%) アジア株は韓国を除いて下落、週末を前に利益を確定する動きが広がっている。香港株はきのう3年半ぶり高値をつけた、上海株は昨年10月以来の高値水準、台湾株は今年2月以来の高値水準にある。韓国株は小幅続伸、きのう4年ぶり高値をつけたことから上値は重い。 世界的な貿易摩擦が緩和。日米が予想よりも早く貿易合意したほか、米とEUの合意も近い。来週は米中貿易協議が予定されており、90日間の関税休戦が延長される見通し。豪州はトランプ氏をなだめるため米国産牛肉の輸入を承認した。豪州は狂牛病の発生を受け2003年に米国産牛肉の輸入を禁止。その後2019年に一部規制を緩和した。 来週は重要指標が相次いで発表される。 中国では6月の工業企業利益、7月製造業PMIと非製造業PMI、財新製造業PMI。豪州では第2四半期の消費者物価指数と小売売上高、ハウザー豪中銀副総裁の講演も予定されている。弱い豪雇用統計でもブロック豪中銀総裁は「タカ派」姿勢を維持、今年末までに豪州のインフレは3%に回復すると見ているようだ。ただ、第2四半期CPIが伸び鈍化するようであれば気が変わる可能性も。 香港では特に目立ったイベントは予定されていないが、香港は金融政策を米国に連動させているため来週の米重要指標に注目だろう。来週の米指標はFOMCのほか7月雇用統計に6月PCE価格指数、第2四半期GDPが発表される。
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