株価指数先物【昼】 過熱を冷ます形での調整

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比270円安の4万1600円(-0.64%)前後で推移。寄り付きは4万1650円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万1605円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。4万1740円まで下げ幅を縮めた後は、4万1620円~4万1740円辺りでの保ち合いを継続。終盤にかけてレンジを割り込み、4万1570円まで売られる場面もみられた。

 日経225先物は、過熱を冷ます形での調整であり、ボリンジャーバンドの+2σ(4万1420円)と+3σ(4万2230円)とのレンジ内で、+2σが支持線として意識されている。米国ではIBMやハネウェル・インターナショナルが決算を受けて急落したが、国内においても昨夕決算を発表した信越化学工業<4063>[東証P]が急落しており、日経平均株価の重荷になっている。主要企業の決算発表が本格化するなかで、手掛けにくくさせそうである。

 NT倍率は先物中心限月で14.04倍と横ばいで推移している。一時14.02倍に低下する場面もあったが、25日移動平均線(14.03倍)、200日線(14.02倍)水準で下げ渋る動きとなり、14.08倍まで切り返す場面もあったが支持線として機能する形となった。引き続き、14.00倍接近では、その後のリバランスを想定したNTロングが入りやすい。

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