●短期見通し金、短期調整圧力に留まるか=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 通商環境の改善期待が上値を圧迫している。3400ドル台を維持できず、3300
ドル台での取引に回帰している。目先、日米に続いて米欧の通商合意が成立したこと
で、さらに調整売りが膨らむ可能性は否定できない。米中通商協議が無難に消化された
際にも、短期筋の調整売りが膨らみやすい。一方で通商環境は今後も大きな不確実性を
実体経済と金融市場の双方にもたらし続けることになる。金上場投資信託(ETF)の
大規模売却といった動きがなければ、短期調整局面に留まろう。3300ドル台で底固
さを再確認できれば、早めに3400ドル台回復が試される。米連邦公開市場委員会
(FOMC)、6月PCEデフレーターが目先のイベントリスクになる。米利下げ期
待、米連邦準備制度理事会(FRB)の独立性を巡る懸念が高まると、大きく上昇する
可能性がある。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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