アジア株まちまち 貿易摩擦緩和も重要イベント控え様子見 きょうは米中貿易協議

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株まちまち 貿易摩擦緩和も重要イベント控え様子見 きょうは米中貿易協議

東京時間11:00現在
香港ハンセン指数   25524.41(+136.06 +0.54%)
中国上海総合指数  3590.48(-3.17 -0.09%)
台湾加権指数     23441.84(+77.46 +0.33%)
韓国総合株価指数  3191.27(-4.78 -0.15%)
豪ASX200指数    8693.80(+26.95 +0.31%)

アジア株はまちまち、世界的な貿易戦争回避で安堵感が広がっている。ただ、今週予定されている米中重要指標を控え積極的な売買は手控えられている。

きょうからあすまでベッセント米財務長官と中国何副首相が3回目となる米中貿易協議を行う。今週は米国ではFOMC、雇用統計、GDP速報にFRBが重要視するPCE価格指数が発表される。中国では製造業PMIと非製造業PMI、中小企業を対象とした財新の製造業PMIも発表される。豪州では第2四半期CPIが予定されている、ブロック豪中銀総裁はインフレ加速を警戒、年末までにインフレ3%を回復すると見ている。

先週末、米国とEUは自動車含む欧州製品に15%の関税を課す貿易協定で合意した、トランプ事前通告の30%から引き下げられたことになる。また、きょうから行われる米中貿易協議では関税休戦がさらに3カ月延長される見通しとの報道も伝わっている。

米中貿易協議に合わせて米国のビジネスリーダーらが中国を訪問するという。フェデックスCEOやボーイング幹部らが米中ビジネス協議に出席するもようで、中国とのビジネス拡大が期待される。米ゴールドマンサックスは米中貿易協定の先行きが明るいことからMSCI中国指数の目標を85から90に引き上げた。

韓国市場でサムスン電子が2.9%高。サムスン電子が22兆8000億ウォン相当(165億ドル)の半導体製造契約を獲得した。「主要なグローバル企業」と発表したものの、詳細は明らかにしなかった。

香港市場でバイドゥなどロボタクシー関連銘柄が上昇している。中国上海市が先週末に無人タクシーサービスの営業を許可したことが材料視されている。

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