プラチナ午前=プラチナはまちまち、金堅調につれ高も上げ一服

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナがまちまち。金堅調を受けて買い優勢で始
まった。その後は、円安一服やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。パラ
ジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、プラチナが13円安〜40円高、プラチナミニ
が17.5〜3円安、プラチナスポットが57円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、プラチナが2382枚、プラチナミニが259枚、
プラチナスポットが787枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル高に上値を抑えられる】
 プラチナはドル高に上値を抑えられた。米国と各国の関税合意を受けてドル高に振れ
た。米中は、スウェーデン・ストックホルムでの関税に関する閣僚協議を終えた。中国
の通商交渉官を務める李成剛氏によると、「突破口」は見いだせなかったものの、両国
が5月中旬に合意した90日間の関税と輸出規制の一時停止措置を延長することで合意
した。ただ金堅調が下支えになった。金は原油高や米国債の利回り低下が支援要因にな
った。
 国際通貨基金(IMF)は最新の「世界経済見通し」で、2025年と26年の世界
経済成長率予測を若干上方修正した。8月1日の米関税発動期限を前に、予想を上回る
購入が見られたことや、米国の実効関税率が24.4%から17.3%に低下したこと
を反映した。
 プラチナ先限は夜間取引で6140円まで上昇した。ニューヨーク市場の序盤に買い
戻されたことが支援要因になった。円相場は1ドル=148円台半ばで円安が一服し、
148円前後の円高に振れた。津波警報を受けて円買いとなった。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の1390.20ドルから、ドル安
を受けて買い優勢となったが、1398ドル台で戻りを売られた。
 午前11時現在、プラチナは1391.00ドル、パラジウムが1256.97ドル
で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1392.80ドル、パラジウムが
1228.60ドル。
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