【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク安を受けて売り優勢 で始まった。その後は、金の下げ一服が下支えになった。パラジウムの商いは成立しな かった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが340〜205円安、プラチナミニ が276.5〜175.5円安、プラチナスポットが219円安、パラジウムが出来 ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが9820枚、プラチナミニが662枚、 プラチナスポットが2489枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル高や金軟調が圧迫】 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。予想以上の米国内総生産(GDP) に加え、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受けて早期利下げ観測が後 退し、ドル高に振れた。7月の全米雇用報告によると、民間雇用者数は10万4000 人増で予想を上回った。市場予想は7万5000人増だった。 欧州自動車工業協会(ACEA)によると、上半期の欧州連合(EU)の新車(商用 車)登録台数はバンが前年同期比13.2%減の72万9127台、トラックが同 15.4%減の15万5367台、バスは同4.4%減の1万8123台となった。第 2四半期のユーロ圏の域内総生産(GDP)速報値は前期比0.1%増だった。予想の 前期比横ばいを上回った。貿易を巡る不確実性が続く中でも企業が適応していることを 示唆している。 プラチナ先限は夜間取引で6月25以来の安値5778円を付けた。ニューヨーク安 が圧迫要因になった。円相場は1ドル=149円台前半の円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の1316.00ドルから、戻りを 売られる場面も見られたが、ドル高一服が下支えになった。 午前11時現在、プラチナは1318.70ドル、パラジウムが1223.72ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1389.60ドル、パラジウムが 1250.74ドル。 MINKABU PRESS
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