大阪9月限 日経225先物 40320 -540 (-1.32%) TOPIX先物 2920.5 -32.0 (-1.08%) 日経225先物(9月限)は前日比540円安の4万0320円で取引を終了。寄り付きは3万9870円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万円)を下回る形から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き時に3万9740円まで売られる場面もみられたが、ナイトセッションでつけた安値(3万9730円)は割り込まず、下げ止まりをみせている。売り一巡後は自律反発狙いのロングが入る形で4万円を回復すると、4万円を挟んで保ち合い、前場終盤にかけて4万0100円水準まで下げ幅を縮めた。 後場に入りリバウンドの動きが強まり、25日移動平均線(4万0210円)を突破し、4万0300円を回復。その後は4万0150円~4万0220円辺りで25日線を挟んだ攻防が続き、終盤にかけて同線を明確に上抜き、引け間際には4万0330円まで下げ幅を縮めている。 7月の米雇用統計が市場予想を下回り、さらに5月、6月の非農業部門の雇用者数の増加幅を大幅に下方修正したことで、トランプ政権の通商政策が米労働市場や世界景気に与える影響への懸念が広がった。日経225先物はナイトセッションで4万円の大台を割り込んで終えたことで朝方はインデックスに絡んだ売りが膨らんだが、前場は4万円処の攻防となり、後場は25日線での推移から同線を上回って終えた。大幅に続落したものの、売り一巡後は底堅さがみられたことで冷静な動きだった。 また、先週末に一時ストップ安まで急落した東京エレクトロン<8035>[東証P]は一段安で始まったが、その後は下落幅を縮め、小幅ながらプラス圏を回復して終えた。同様に大きく売られたソシオネクスト<6526>[東証P]やHOYA<7741>[東証P]などがリバウンドをみせたことも、安心感につながろう。 日経225先物はボリンジャーバンドの-1σに接近した後の切り返しで、中心値である25日線を上回ってきた。同線が支持線として機能するようだと、いったんは調整一巡の見方に向かわせることで、+1σ(4万0890円)とのレンジに移行する可能性がありそうだ。そのため、オプション権利行使価格の4万0125円から4万0875円のレンジを想定。押し目狙いのロング対応に向かわせよう。 NT倍率は先物中心限月で13.80倍に低下した。75日線(13.79倍)を割り込み、一時13.77倍に低下した。ボリンジャーバンドが拡大傾向にあるなかで、下向きで推移する-3σ(13.78倍)に沿った形での低下をみせている。ただし、後場は75日線水準での推移が続くなかで同線を上回って終えている。トレンドは下向きながら、いったんNTショートを巻き戻す動きが入りやすいと考えられる。 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万5653枚、ソシエテジェネラル証券が1万6786枚、サスケハナ・ホンコンが3296枚、モルガンMUFG証券が3176枚、SBI証券が2865枚、バークレイズ証券が2720枚、JPモルガン証券が2698枚、ゴールドマン証券が1645枚、日産証券が1368枚だった。 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万5647枚、ソシエテジェネラル証券が2万4111枚、バークレイズ証券が5984枚、JPモルガン証券が4750枚、モルガンMUFG証券が4574枚、ゴールドマン証券が4453枚、ドイツ証券が4097枚、ビーオブエー証券が1546枚、みずほ証券が1451枚、シティグループ証券が1033枚だった。 株探ニュース
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