日経平均株価 始値 40521.00 高値 40649.38 安値 40421.88 大引け 40549.54(前日比 +258.84 、 +0.64% ) 売買高 21億3121万株 (東証プライム概算) 売買代金 4兆8776億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は反発、前日の下げ分の半分を取り戻す 2.米雇用統計ショックも利下げ期待でセンチメント改善 3.欧米株高を好感し、リスクオフ巻き戻しも上値に重さ 4.三菱重が断トツの売買代金をこなし最高値に買われる 5.値上がり銘柄数は1100上回り全体の7割を占める ■東京市場概況 前日の米国市場では、NYダウは前週末比585ドル高と6日ぶりに反発した。FRBが9月にも利下げを再開するとの見方から主力株中心に買いが優勢となった。 東京市場では、前日の欧米株高を受け、リスクオフの巻き戻しが入り、日経平均株価は反発した。ただ、買い一巡後は上値の重さも意識された。 5日の東京市場は、朝方から買いが先行し、終始プラス圏で推移した。前日に米雇用統計の下振れを受けて波乱含みの下げとなったが、本日はその下げの半分を取り戻す格好に。米国では経済先行きに対する警戒感が浮上する一方、FRBが9月に開催する会合で利下げを決定するとの見方が支配的となり、これが投資家のセンチメント改善につながっている。主力銘柄を中心に買い戻しが観測されたほか、企業の決算発表が本格化するなか、好業績銘柄を物色する動きが全体相場を押し上げた。買い一巡後は戻り売りも観測されたが、後場は日経平均が再び水準を切り上げ4万円トビ台後半で推移した。値上がり銘柄数は後場に入ってやや減少したが、それでも1100を上回りプライム市場の7割強を占めている。 個別では、断トツの売買代金をこなした三菱重工業<7011>が大幅高で最高値を更新、フジクラ<5803>も商いを伴い大きく水準を切り上げた。東京電力ホールディングス<9501>が物色人気となったほか、古河電気工業<5801>が値を飛ばした。任天堂<7974>がしっかり、ソフトバンクグループ<9984>、IHI<7013>なども上値を追った。オルガノ<6368>が値幅制限いっぱいに買われ値上がり率首位となり、ティラド<7236>もストップ高。このほか、NTN<6472>が急騰、ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674>も高い。 半面、ディスコ<6146>が下落、東京エレクトロン<8035>も冴えない。良品計画<7453>が売られ、サンリオ<8136>も売りに押された。ファーストリテイリング<9983>も軟調。LINEヤフー<4689>は値下がり率トップに売り込まれ、東京精密<7729>が急落、インターメスティック<262A>も大幅に利食われた。あすか製薬ホールディングス<4886>が大幅安となり、ヤマハ発動機<7272>も大きく下値を探った。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、KDDI <9433>、コナミG <9766>、TDK <6762>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約141円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、良品計画 <7453>、ニトリHD <9843>、味の素 <2802>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約62円。 東証33業種のうち30業種が上昇し、下落はゴム製品、化学、不動産業の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)非鉄金属、(2)水産・農林業、(3)電気・ガス、(4)証券・商品、(5)機械。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)鉄鋼、(2)医薬品、(3)輸送用機器、(4)食料品、(5)小売業。 ■個別材料株 △fonfun <2323> [東証S] 26年3月期業績予想の上方修正とオンライン診療プラットフォーム事業開始を好感。 △イルグルム <3690> [東証G] 10-6月経常利益23%増。 △東インキ <4635> [東証S] 今期営業利益38%増へ上方修正。 △クラダシ <5884> [東証G] 日本郵便との資本・業務提携を発表。 △オルガノ <6368> [東証P] 今3月期営業9%増益に上方修正。 △NTN <6472> [東証P] 4-6月期営業利益54%増。 △共和電 <6853> [東証S] 株主優待制度導入と上期増収増益を好感。 △ティラド <7236> [東証P] 今期経常を74%上方修正。 △堀田丸正 <8105> [東証S] 米バックトHD傘下企業が筆頭株主に。 △パーカー <9845> [東証S] 4-6月期最終利益68%増。 ▼LINEヤフー <4689> [東証P] 4-6月期営業減益。 ▼シーユーシー <9158> [東証G] 4-6月期(1Q)最終は78%減益で着地。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)オルガノ <6368>、(2)NTN <6472>、(3)ティラド <7236>、(4)ボードルア <4413>、(5)GSユアサ <6674>、(6)T-BASE <3415>、(7)古河電 <5801>、(8)東京計器 <7721>、(9)若築建 <1888>、(10)ブラインド <7989>。 値下がり率上位10傑は(1)ラインヤフー <4689>、(2)東京精 <7729>、(3)インターメス <262A>、(4)ツムラ <4540>、(5)あすか薬HD <4886>、(6)ぐるなび <2440>、(7)ヤマハ発 <7272>、(8)上新電 <8173>、(9)長谷川香料 <4958>、(10)住友倉 <9303>。 【大引け】 日経平均は前日比258.84円(0.64%)高の4万0549.54円。TOPIXは前日比20.34(0.70%)高の2936.54。出来高は概算で21億3121万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1154、値下がり銘柄数は412となった。東証グロース250指数は772.36ポイント(9.91ポイント高)。 [2025年8月5日] 株探ニュース
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