シカゴ大豆市況=反落、米産地の生育順調受け売り優勢に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2025/08    969.00      970.25      968.00      969.00        0.00
   2025/09    974.25      983.00      970.25      971.50      - 3.75
   2025/11    993.00    1,002.25      989.50      990.75      - 3.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       176,108         183,505         847,522 (- 5,727)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(8月11日−8月15日)
 コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
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 大豆は反落。終値の前営業日比は5.75〜3.50セント安。中心限月の11月限
は3.75セント安の990.75セント。

 前日日中取引終了後に発表された米農務省(USDA)作柄報告で順調なペースで生
育が進行していることが明らかとなったうえ、米産地ではこの数日は高温もなく低スト
レスでの生育が見込まれていることが弱材料となった。
 11月限は993セントで取引を開始。アジアの時間帯は990セントを前後するも
ちあいとなったが、欧州の時間帯に地合いを引き締め、米国の時間帯序盤に1002.
25セントの高値まで値を伸ばした。高値を離れた後は急速に値位置を切り下げてマイ
ナスサイドに転じ、この日の安値に近い水準まで値を落として終了。
 米国産地の天気概況は以下の通り(米農務省の農業天気ハイライトを要約)。
 コーンベルトでは五大湖周辺地域は霞がかった状態が続きミシガン州では空気の質が
低下。土壌水分と気温は概ね夏穀物にとって理想的な状態が続いている。
 プレーンズおよび中西部では今後5日間は雨がちな天気が続き、雨量は25〜50ミ
リに達する見込み。プレーンズでは熱波となり、7日には最高気温は36℃前後まで上
昇するだろう。
 8月10〜14日かけて全国的に気温は平年並〜平年を上回るだろう。また米東部全
域で雨量は平年を上回る見込み。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
 プレーンズでは散発的な降雨または雷雨が発生し、モンタナ州及びダコタ州の収穫ペ
ースが鈍化。この雨は乾燥が進んだ地域では慈雨となっている。
 南部では東海岸部で降雨が発生。南東部の降雨は未成熟の穀物にとって恵みの雨とな
っている。

 大豆製品は、大豆粕は小幅まちまち。一方の大豆油は大豆、原油が共に軟調となった
ことに追随安となった。
 大豆粕12月限は前日比0.10ドル安の284.9ドルで終えた。
今日の材料
・米コーンベルトでは五大湖周辺地域は霞がかった状態が続きミシガン州では空気の
 質が低下。
・コーンベルトの土壌水分と気温は概ね夏穀物にとって理想的な状態。
・プレーンズおよび中西部では今後5日間は雨がちな天気が続く。

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