アジア株 香港株上げ拡大、中国輸出伸び加速 インド株3カ月ぶり安値 トランプ50%関税警告 東京時間14:06現在 香港ハンセン指数 25068.96(+158.33 +0.64%) 中国上海総合指数 3638.40(+4.40 +0.12%) 台湾加権指数 23975.03(+527.67 +2.25%) 韓国総合株価指数 3218.84(+20.70 +0.65%) 豪ASX200指数 8830.70(-12.97 -0.15%) インドSENSEX30種 80221.69(-322.30 -0.40%) アジア株はまちまち。トランプ関税政策への警戒感が高まっているものの、過度な懸念は緩和。 トランプ米大統領は輸入する半導体製品に100%関税を警告したが、米国に生産拠点を移転する企業は対象外だとしている。韓国サムスン電子やSKハイニックス、台湾TSMCが対象外となる。トランプ氏は中国に制裁対象であるロシアから原油を購入すれば関税を課す可能性があると述べた。ただ、ナバロ米大統領上級顧問は対中関税引き上げで自国を傷つけるような事態に陥りたくない、直ちに行動を起こす予定はないと述べており、米中関係の悪化は避けたいようだ。 台湾株は大幅上昇、昨年7月以来の高値をつけている。半導体関連の上げが目立つ。TSMCは4%超上昇、上場来高値をつけている。韓国市場でもサムスン電子やSKハイニックスなどハイテク関連が総じて上昇している。 中国貿易統計を受け上海株はプラス圏に転じている、香港株は上げ幅を拡大。中国7月の輸出は+7.2%と予想外に伸びが加速した。8月の米中関税休戦の期限切れを前に輸出業者が出荷を前倒ししたためだ。ブルームバーグによると中国の対米輸出は21.6%減と前回の16.1%減からマイナス幅が拡大した。 インド株は続落、約3カ月ぶり安値をつけている。米印貿易摩擦激化が懸念されている。トランプ米大統領は制裁対象であるロシアから原油を購入しているとして、インド製品に対し25%の追加関税を課すと発表、既存の25%関税と合わせて計50%になる。
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